周南市の教育改革|部活動地域移行の課題と展望

ブログ2025年01月29日

周南市の教育改革において、部活動の地域移行が大きな課題となっています。先日の市議会教育福祉委員会での議論を通じて、一市民として私なりの思いを共有させていただきたいと思います。

部活動地域移行のポイント

■現状認識

現在、周南市では中学校の部活動を地域に移行する取り組みが進められていますが、いくつかの課題が浮き彫りになってきていますね。

市議会での議論を拝見して、特に気になったのが予算配分の問題です。

執行部は就学支援を受けている家庭や経済的に困難な家庭への支援について、「基本的には参加者の負担」という回答に終始したようですね。議員からの「市の財政力を持ってしてもできないのであれば仕方ないが、できる財源はありますよね」という追及に対しても、「再検討していきたいが、原則自己負担」という回答だったとのこと。

これは「こどもまんなか」を掲げる周南市として、本当にこれでいいのでしょうか。

・活動地域や種目の偏り
・活動日数の大幅な減少
・遅い時間帯での活動
・複数の地域クラブ参加に伴う経済的負担P

特に気になるのが、「こどもまんなか」を掲げながら、実態が「教員まんなか」になりかねない状況です。

私は、より良い教育の提供でいくと個人的にはこれからも「教員まんなか」であるべきだと私は考えています。教員の方々の献身的なサポートは大切ですが、本来の目的である働き方改革とのバランスを考える必要がありますよね。

PTAを長年やってきたからこそわかることですが、先生も人間です。
こどもたちや親御さんたちが立場を利用している風潮は良くないと思っていたりもします。

■私たちが目指すべき方向性

周南市の未来を担う子どもたちのために、以下のような環境づくりが必要だと考えています:

  1. 経済状況に関わらず、すべての子どもたちが平等に参加できる仕組み
  2. 教員の働き方改革と子どもたちのサポートの両立
  3. 地域全体で子どもたちを育む体制づくり

■私たちが期待する議会の役割

議会には予算の再配分という重要な権限があります。
「他の自治体を参考に」というのではなく、周南市独自の挑戦的な取り組みがあってもいいのではないでしょうか。

例えば:
・モデル校での実証実験の予算化
・経済的支援が必要な家庭への補助制度の創設
・地域人材の活用に対する予算措置

確かに「教員まんなか」という指摘もその通りで、教える立場の方々が良い状態でなければ、良い教育は提供できません。しかし、それは教員の方々の献身的な努力に依存するのではなく、きちんとした予算措置と体制づくりによってサポートされるべきですよね。

■具体的な提案

・活動費用の支援制度の検討
・地域人材の積極的な活用
・モデル校での実証実験
・定期的な効果検証と改善

このような取り組みを通じて、子どもたちが生き生きと活動できる環境を整えていけたらいいですね。

皆さんはどのようにお考えでしょうか?コメント欄でご意見をお聞かせください。

一緒に周南市の未来を考えていきたいです。

・周南市地域クラブ:https://www.shunansupport.com/
・部活動改革(部活動の地域移行)に向けた取組:https://www.city.shunan.lg.jp/soshiki/58/107366.html
・こどもまんなか宣言について:https://www.city.shunan.lg.jp/site/kodomosien/99737.html

・「過去の教育関連記事はこちら
・「周南市の課題について
・「こどもまんなかプロジェクトとは

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