阪神・淡路大震災から30年 – 次世代に伝えるべき教訓と、私たちにできること

ブログ2025年01月17日

あの日から30年。
1995年1月17日午前5時46分、
6,434人もの尊い命が一瞬にして奪われた
阪神・淡路大震災。

当時、私は浪人生として
予備校の寮で朝食を取っていた時に、
この衝撃的なニュースを知りました。

センター試験の直後、
祖母の誕生日という、
個人的には特別な日に起きた出来事でした。

今、改めてあの日のことを思い返すと、
災害に対する私たち一人一人の
「備え」の重要性を痛感します。
そして同時に、
これから行政に携わろうとする者として、
市民の生命と財産を守るための
具体的な対策の必要性を強く感じています。

震災が教えてくれた3つの教訓

1. コミュニティの力の重要性

震災直後、
多くの人命が地域住民による
助け合いによって救われました。

「共助」の精神は、
いかなる防災システムよりも
重要な命綱となりました。

現代では隣近所との付き合いが
希薄になりつつありますが、
だからこそ平時からの
コミュニティづくりが不可欠です。

2. 情報伝達の課題

当時はスマートフォンも
SNSもない時代。
被災地の状況把握や安否確認に
多大な時間を要しました。

現代では技術は進歩しましたが、
災害時の確実な情報伝達手段の確保は、
依然として重要な課題です。

3. 防災・減災への意識

耐震化や避難所整備など、
ハード面の対策は着実に進んできました。

しかし、
住民一人一人の防災意識を高め、
実践的な避難訓練を
継続することの重要性は、
今も変わりません。

私たちにできること、すべきこと

即実践できる防災対策

  • 家具の固定
  • 非常食・飲料水の備蓄
  • 避難経路の確認
  • 家族との連絡方法の確認

これらは、
今すぐにでも始められる対策です。

地域防災力の強化

自主防災組織への参加や、
地域の防災訓練への積極的な参加が重要です。

「自分は大丈夫」という思い込みが、
最大の危険につながることを、
震災は教えてくれました。

未来へ向けて

南海トラフ地震や首都直下型地震など、
日本は今後も大きな災害リスクに直面しています。
しかし、過去の教訓を活かし、
適切な備えをすることで、
被害を最小限に抑えることは可能です。

私は、一人でも多くの命を守るため、
防災・減災対策の充実に全力で取り組んでいきます。

そして、震災を経験していない若い世代に、
その教訓を確実に伝えていくことも、
私たちの重要な使命だと考えています。

30年前の経験を、
単なる「記憶」で終わらせてはいけません。
具体的な「教訓」として、
そして「行動」として、
次世代に引き継いでいく。

それが、6,434人の犠牲者への、
私たちにできる最大の追悼ではないでしょうか。

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