【開催レポート】親子16組が熱戦!周南公立大学「スケールスポーツLab!」でミニッツ体験

イベントブログ2026年08月02日

こんにちは。原田洋平です。

本日8月1日(土)、周南公立大学「こどもワクワク学び発見DAY in 周公大」にて、親子体験講座「スケールスポーツLab!」〜親子で挑戦!ミニッツ体験〜を開催しました。

親子16組にご参加いただき、大学の教室が笑顔と歓声、そして真剣勝負の熱気に包まれた1時間。

今日はその様子を、参加されたみなさんの「生の声」と一緒にレポートします。

※記事中の写真・動画は、写っているご本人・保護者の方の許可をいただいて撮影・掲載しています。

スケールスポーツLab!の会場全景。周南公立大学の教室に設営されたミニッツの本格サーキットと参加親子

「こどもワクワク学び発見DAY」とは

「キミの”好き”が学びにつながる一日」をコンセプトに、周南公立大学の地域共創センターが主催する体験イベントです。昨年度は小学生を中心に約165名が参加しました。

天文講座や紙工作、マット・跳び箱教室など、大学ならではの参加型講座が並ぶなかで、私たちはスポーツ健康科学科・岡井理香准教授を講師に、ミニッツ体験講座を担当しました。

スケールスポーツとは?

主役は、京商(KYOSHO)の競技用小型RCカー「ミニッツ」。全長わずか10〜14cm、手のひらに乗るサイズのマシンです。

「なんだ、ラジコンか」と思われるかもしれません。でも、走らせてみると印象は一変します。

百分の一秒を競うタイムアタック。コーナー手前のブレーキ、立ち上がりのアクセル。求められるのは、集中力、判断力、空間認知力、そして指先の繊細なコントロールです。

体格や年齢に関係なく、子どもも大人も同じスタートラインに立てる。私たちはこれを、新しいスポーツ文化「スケールスポーツ」として、周南から育てていきたいと考えています。

ちなみにこのミニッツ、全国大会「ミニッツカップ」には毎年130名以上のファイナリストが集い、バンコクや香港のチームも参戦する、国際的な競技でもあります。

大学の教室が、サーキットになった

会場はS1号館の2教室。朝、がらんとした教室に京商の本格コースを敷き詰めるところから、私たちの一日は始まりました。黒いロードマットにピンクの縁石が映えるレイアウト。プロジェクターには計測システムの画面が映り、ラップタイムがリアルタイムで表示されます。

ホワイトボードに書かれた本日のプログラム。10時開講、練習走行を経て10時40分からレース

10時、開講。まずは操作のレクチャーから。ハンドル型のコントローラーを握って、ゆっくりコースを1周します。最初は思うように曲がれず、あちこちで壁にコツン。

でも、子どもたちの上達は本当に早いのです。

ものの10分もすると、コーナーをスムーズに立ち上がる子が出てきます。後半のタイムアタックとレースでは、ゴールの瞬間に歓声とガッツポーズ。見守るお父さんお母さんの応援にも、自然と力が入ります。

スタートラインに整列した7台のミニッツ。レース開始を待つ参加親子

そして今日、いちばん面白かったのが「大人の苦戦ぶり」でした。アンケートには、こんな声が並びました。

大人のほうが思ったように操作できず、苦戦しました。子どもの適応能力にびっくりでした。(保護者)

イメージよりとても操作がむずかしかったです。子どものほうが上達が早かったです。(保護者)

そうなんです。スケールスポーツでは、親子が本気で競って、子どもが勝つことが普通に起こります。この「同じ土俵で本気になれる」感覚こそ、この競技の醍醐味です。

参加した親子の声

アンケートには、うれしい言葉をたくさんいただきました。講座の満足度は、回答いただいた全員が「とても満足した」。一部をご紹介します。

  • 「実際に体験できて、子どもも楽しそうにしていたので良かったです」
  • 「親子で楽しめたので良かったです」
  • 「ラジコンを動かすのはむずかしかったです。左右どちらに動かすのか分からなくなりました。でも、笑いながら楽しくできました」
  • 「操作がわかりやすかったし、レースもあって楽しかった」
  • 「むずかしかったけど、子どもが興味を持ってよかった」

子どもたちの回答も、素直でいいんです。

  • 「1位になれた」
  • 「むずかしかった。またやりたい」
  • 「曲がる練習をもっとしたい」

「またやりたい」。この一言のために準備してきたようなものです。本当にうれしい。

ホワイトボードいっぱいの「たのしかった!」

講座の最後には、教室のホワイトボードにみんなで感想を書き込みました。「8/1@周南公立大学!!! ミニッツを体験してみたよ!!」の大きな吹き出しの中は、子どもたち・保護者・スタッフの言葉でぎっしりです。

  • 「たのしくできて、1位が取れてうれしかった。まがるのがむずかしかった」
  • 「もっと練習したかったな〜。楽しかったです」
  • 「想像以上にむずいっ!!」
  • 「ほんばんでは、一回もぶつからずに行けた」
  • 「むずかしいけど、やっていくうちにできて、たのしかった!」
  • 「初めはみんなおなじスタートライン」

中には「漢は黙ってアクセル全開」なんて名言(迷言?)も飛び出しました。

感想がぎっしり書き込まれた教室のホワイトボード。「ミニッツを体験してみたよ!!」の吹き出し

「むずかしい」と「たのしい」が同居している。これって、まさにスポーツだと思うのです。簡単にできないから夢中になる。うまくいった瞬間が、たまらなくうれしい。

遊びの中の、4つの学び

講座では、ミニッツから得られる学びを4つのキーワードで整理して、子どもたちと共有しました。

  • イメージする! — 車の位置や向き、コースの先を思い描く
  • 判断する! — いつ曲がる?いつブレーキ?いつアクセル?
  • 集中する! — 指先の小さな動きに神経を注ぐ
  • チャレンジする! — うまくいかなくても、何度でも挑戦する

最後に「今日いちばん感じたもの」に子どもたちがシールを貼っていくと、模造紙は色とりどりのシールでいっぱいになりました。

4つの学び(イメージする・判断する・集中する・チャレンジする)の模造紙にシールを貼る子どもと学生スタッフ

遊びの中に、学びがある。それを子どもたち自身が実感してくれたことが、今日いちばんの収穫です。

学生スタッフの力

運営を支えてくれたのは、岡井ゼミをはじめとする周南公立大学の学生のみなさんです。アンケートでは、学生スタッフへの評価がとても高かったのが印象的でした。

困っている時に優しく対応していただけて嬉しかったです。(保護者)

いろいろ話しかけてくれたので、緊張せずに楽しめました。(保護者)

子どもたちに寄り添い、声をかけ、一緒に喜ぶ。地域の子どもと大学生が、ミニッツを介してつながっていく。この光景こそ、大学と一緒に取り組む意味だと感じました。

ミニッツを「遊び」で終わらせず、スポーツ科学の視点から研究し、地域のスポーツ文化として発信していく。集中力や空間認知といった能力への効果、多世代交流やインクルーシブスポーツとしての可能性。スポーツ健康科学を学ぶ大学だからこそ掘り下げられるテーマが、たくさんあります。

夢は「ミニッツカップ」の周南誘致

この取り組みの先に見据えているのが、全国大会「ミニッツカップ」の周南市への誘致です。

現在、全国ファイナルは東京・羽田で開催されています。これを、周南に持ってきたい。

周南市の徳山駅は「日本一、海に近い新幹線停車駅」。広島から約21分、博多から約43分と、西日本一円からのアクセスは抜群です。体育館やホールで開催できるミニッツとの相性も、決して悪くありません。

全国から選手やご家族が周南に集まり、宿泊し、食事をし、まちを楽しんでいく。スポーツイベントの誘致は、交流人口の増加、中心市街地の賑わいづくり、地域経済の活性化に直結します。

まずは市内での認定大会の開催から。そこから西日本ブロック大会、そして全国ファイナルへ。大学・行政・民間が連携しながら、段階を踏んで着実に進めていきます。

今日の16組の親子の笑顔は、その大きな夢への、小さくて確かな第一歩でした。

次はどこでミニッツに触れられる?

「またやりたい!」と思ってくれたみなさんに向けて、これからも体験の機会をつくっていきます。

私たちの「ミニッツ教室 周南」では、今回のような体験会を今後も企画していきます。毎月第2日曜日にゼオンアリーナ周南で開催しているプレーパーク「ハダシランド」とも連携しながら、子どもから大人まで、気軽にスケールスポーツに触れられる環境を整えていく予定です。

「地域のイベントでもやってほしい」「うちの学校・団体で体験してみたい」といったご相談も大歓迎です。お気軽にお声がけください。

さいごに

私はこれまで、プレーパーク「ハダシランド」をはじめ、「遊び」の力で子どもたちと地域を元気にする活動を続けてきました。

今日、コントローラーを握りしめて、真剣な目でコースを見つめる子どもたちを見て、あらためて確信しました。ミニッツには、子どもを夢中にさせる力がある。そして「夢中」は、人をいちばん成長させる。

周南から、新しいスポーツ文化を。

ご参加いただいたみなさん、周南公立大学のみなさん、岡井理香准教授、学生スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

「もっとやりたい!」「またやりたい!」の声にお応えできるよう、次の機会を準備していきます。最新情報は、このブログとInstagramでお知らせします。

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