2024年東京都知事選挙
ブログ2024年06月22日
皆さんこんにちは。
今日は私が住んでいる周南市から離れて本年7月に行われる東京都知事選についてふれてみたいと思います。
多少の主観も入ったりするかもしれませんが、ご了承いただけたらと思います。
では始めます。2024年東京都知事選挙がスタートし、東京都民の注目が集まる中、各候補者が自身のビジョンと公約を掲げて熱い論戦を繰り広げています。そして今回は、現職の小池百合子知事を含む過去最多の56名が立候補し、その中からいくつかの注目候補の公約と都政運営の評価について振り返っていきたいと思います。
小池都知事の都政運営と評価
築地市場問題
小池知事は2016年の就任直後から、築地市場の豊洲市場への移転問題に取り組みました。安全性確認を理由に移転を延期し、その後、豊洲市場の土壌汚染問題が浮上。追加の安全対策を講じた結果、移転は2018年にようやく実現しました。また、築地市場跡地の再開発案として、5万人収容の多目的スタジアムを中心とした構想が発表されましたが、地元住民からは「築地らしさ」を失う懸念の声が上がっています。
新型コロナ対策
小池知事の2期目は、新型コロナウイルス対応が中心となりました。「東京アラート」や「3密回避」などの呼びかけを行い、医療体制の確保やワクチン接種などに尽力しました。結果として、人口100万人あたりの累計死者数は比較的低い水準に抑えられました。
「7つのゼロ」
小池知事は、「待機児童」「残業」「満員電車」「ペット殺処分」「都道の電柱」「介護離職」「多摩格差」の「7つのゼロ」を掲げましたが、達成できたのは「ペット殺処分」のみ。その他の項目では一部改善が見られるものの、残業時間や介護離職は逆に増加しています。
主要候補者の公約
ではこの度出馬されている候補者の主な主張、公約についてもふれていきます。
小池百合子氏
小池氏は「東京大改革3.0」を掲げ、少子化対策や子育て支援策、高齢者対策、自然災害への対策を強化する意向です。具体的には、第1子の保育料無償化や無痛分娩の費用助成、認知症専門病院の創設、木造住宅密集地域の解消、無電柱化の推進などが含まれます。
蓮舫氏
蓮舫氏は「7つの約束」を掲げ、少子化対策として現役世代の手取りを増やすことや、非正規職員の正規化、家賃補助制度の導入を公約としています。また、行財政改革として都のすべての事業の第三者チェック体制の構築、明治神宮外苑の再開発の見直しを訴えています。
石丸伸二氏
石丸氏は「政治再建」を掲げ、AIを活用した民意の集約と利権政治からの脱却を目指します。災害リスクへの対応やインバウンドの拡大、産業創出にも注力する意向です。
田母神俊雄氏
田母神氏は「災害に強い街東京」を目指し、水や食料の備蓄、道徳教育の強化、自虐史観教育の修正を訴えています。
清水国明氏
清水氏は災害対策の強化と行政文書の開示、高齢者に配慮したIT改革を訴えています。近隣自治体との連携による2次避難先の確保も公約に含まれます。
東京都知事選挙の見立て
今回の選挙は、小池知事の2期8年にわたる都政運営の評価が大きな争点となります。築地市場問題や新型コロナ対策、「7つのゼロ」の進捗状況など、様々な観点から都民の判断が求められます。
候補者それぞれが掲げる公約は多岐にわたり、都政運営の方向性に対する考え方も大きく異なります。特に、少子化対策や高齢者支援、災害対策など、都民の生活に直結する課題についてどのような解決策を提示できるかが重要となります。
また、今回の選挙では過去最多の56人が立候補しており、多様な視点からの政策提案が見られることも特徴です。東京都の未来を担うリーダーとして、誰が選ばれるのか、都民一人ひとりの投票が大きな意味を持ちます。
東京都民の皆さんが、今回の選挙を通じてより良い未来への一歩を踏み出せるよう、各候補者の公約とビジョンをしっかりと見極め、適切な判断を下していただけることを願っています。
日本の首都は東京です。東京の首長が誰になるのか、私たちの生活にも少なからず影響してきます。私もそれぞれの候補者の話に耳を傾け、公開討論会など論戦していただける機会を楽しみにしながら過ごしたいと思います。
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