多文化共生講座に参加して
ブログ2024年07月06日
7月6日(土)は多文化共生講座に参加してきました。
海外留学をしていたこと、町内に外国人が来られ盛り上がってることもあり、個人的に大切にしている分野なので参加してきました。
印象的だったのは、多文化共生と男女共同参画(女性活躍)が同じ流れであるということ。
男女共同参画:
排斥
↓
同化
↓
すみわけ
↓
共生(今ココ)
そして
多文化共生:
排斥
↓
同化
↓
すみわけ(今ココ)
↓
共生
となれば、必然的に共生へが当たり前になる時がきますから、次のステップへ向けて活動の輪を広げていく良い機会になったなと思いました。以下まとめてみたので興味ある方は目を通してもらえると幸いです。
テーマ:未来への一歩〜地域から進める多文化共生〜
周南市と(公財)山口県国際交流協会主催で開催されたこの講座には周南市だけでなく、県内からも多くの方が集まり、40人を超える参加者で非常に充実した時間を過ごしました。前半は講義、後半はワークショップという構成で進められました。講座の後半は「私たちできること、みんなでできること」というテーマで各グループに分かれワークショップでそれぞれのチーム毎に発表しました。
講義内容
- 地域における助け合いの重要性
- 支援が必要な時、地域社会でどのように助け合うべきかを学びました。
- 山口県国際交流協会の高橋専務理事からの講話もありました。
- 多文化共生の現状(住民の推移や国籍、在留資格など)
- 周南市の外国人住民数は1.4%(1,800人超え)、県全体では1.4%(18,391人)です。
- 日本全体では外国人住民数が過去最高を更新し、人口の2.5%(323万人)おられる。
- ベトナム・韓国・ネパールの方が50%以上を占め、技能実習や留学生の割合も増えている。
- 外国人が直面する課題
- 労働、教育、社会保障、地域生活における課題について議論されました。
- ことばの壁、制度の壁、心の壁という3つの壁が存在します。
- 周南市の現状と未来
- 人口減少と高齢化が進行中で、2040年には高齢化率が約4割に達する見込みです。
- 地域の産業は外国人なしでは存続できない状況です。
- 多文化共生の必要性
- 地域社会における意識啓発、外国人住民の自立と社会参画が求められています。
- 多文化共生の視点として、「ちがいを大切にする社会づくり」が強調されました。
- 具体的な取り組み
- コミュニケーション支援や地域情報の多言語化、日本語および日本社会についての学習支援が必要です。
- 市民の理解を促し、持続可能な地域づくりを目指します。
まとめ
地域の産業が外国人労働者なしでは存続できない現実を踏まえると、定住を支える社会インフラの整備と市民の理解を深めることが重要だなと感じます。多文化共生は地域の重要な取り組みの一つであり、持続可能な地域づくりに向けて進めていく必要があります。日本は移民を受け入れるという姿勢ではないのでなかなか行政単位では難しい中、周南の日本語教室もボランティアで運営されている現状も知りました。より良い地域づくりつなげるこの活動に参画される方々が増えることを期待し、私も参画していきたいと思います。
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