つながれ、つながれ、いのち。

ブログ2024年06月30日

生命のメッセージ展 最終日

周南公立大学 S1号館(新館)1階
ウェルビーイングスクエア
最終日開催時間: 本日10:00〜15:00

今日が最終日となる生命のメッセージ展では、色々なカタチでのメッセージをお届けしています。会場では、グリーフピアノの奥原みひろさんが優しい音色で皆さんを包み込み、温かい雰囲気を演出してくれています。

交通事故や病気、いじめなどで亡くなった方と同じ身長のメッセージボード(人型)が並び、故人の写真と生前の靴が添えられています。ご家族や友人が書いたメッセージも掲示されています。

私の感想:
これまで僕は、戦争の悲惨さや当時の惨状については日本人として積極的に目を向けてきましたが、身近な人を失った人たちの心に寄り添うことについては、あまり意識してこなかったのではないかと感じてしまいました。

朝から地域清掃などで忙しく、急いで駆けつけたため、心に余裕がなかったのかもしれません。また、こうした場で笑顔で話すことが適切でないように感じ、どこかよそよそしくしてしまったかもしれません。

ひと通り展示物など見させていただきご挨拶して帰り際に呼び止められて、日頃良く知る女性に出会った。マスクしておられたし、僕もあまり会場におられる方を見ていなかったのかもしれないが、なぜその方がおられるのか、さえ最初わからなかった。

これ私の息子なの、と教えていただき、ハッとした。
会場に入り一番最初に目を通した等身大のパネル。
僕も知ってることではあったけど心が整っていなかったせいかきちんと目に入ってこなかったのかもしれない。一つの事実として読んではいるが、その方々の身に起きた事柄として心を寄せて読むことができてなかった。

もちろん知っているから当時のことが走馬灯のように目の前に記憶として溢れ出てきた。13年経つそうです。少なくとも僕の記憶には一つの事柄として記憶のどこかにしまってしまっていて、生活の中になかった。自分自身の心の余裕のなさを改めて感じた。

これまで葬儀の業界にいたから色んな死と向き合っていたし、その上でできる限りのサポートをしてきたつもりでいたけど、心のケア、心に寄り添う活動という領域には踏み入れたことがなかったのかもしれないと感じた。

命をつなげること、紡いでいくことの大切さを改めて感じました。この展示会を通じて、僕もまた新たな気づきを得ることができました。

もしまたどこかのタイミングでこのような催しがある時は告知も含めて広げる活動をしていきたい。

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