【周南市 – 伝統と革新が調和する瀬戸内の港まち】
お知らせ2025年01月06日
中国地方屈指の工業都市でありながら、豊かな自然と歴史が息づく周南市。山口県の南東部に位置し、瀬戸内海に面したこの街は、産業と文化が見事に調和した独特の魅力を持っています。
■ まちの特徴
周南市は、2003年に徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町が合併して誕生しました。市域面積は約656平方キロメートルで、約13万人の市民が暮らしています。
中心部には、1939年に徳山海軍燃料廠(現・出光興産徳山製油所)が設置されて以来、戦後の高度経済成長期に石油化学コンビナートが形成され、現在も周南コンビナートとして地域経済の中心的役割を果たしています。
■ アクセス
交通の利便性は高く、JR山陽新幹線の徳山駅があり、福岡まで約1時間、広島まで約40分でアクセス可能です。また、山陽自動車道も通っており、広域的な移動の拠点となっています。
■ 文化・教育
文教施設も充実しており、周南市文化会館をはじめ、図書館、美術博物館などの文化施設が整っています。教育面では、幼稚園から高等学校まで充実した教育環境が整備されています。
■ 自然・観光
自然環境も豊かで、北部には中国山地の山々が連なり、南部は瀬戸内海に面しています。特に、永源山公園は桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいます。
また、徳山動物園は中国地方有数の動物園として人気を集めており、家族連れの憩いの場となっています。
■ 地域産業
コンビナートを中心とした工業のほか、農業や水産業も盛んです。特に、瀬戸内の温暖な気候を活かした柑橘類の栽培や、周防灘での漁業が行われています。
近年は、観光産業にも力を入れており、徳山港周辺の整備や、地域資源を活かした観光振興に取り組んでいます。
■ 地域の取り組み
少子高齢化や人口減少という課題に対し、市では子育て支援の充実や、企業誘致による雇用創出、市街地活性化など、様々な施策を展開しています。
特に子育て支援では、高校生までの医療費を無償化するなど、先進的な取り組みを行っています。
■ これからの周南市
工業都市としての基盤を活かしながら、自然環境との調和や、子育てしやすい環境づくり、多様な働き方の支援など、新しい時代に対応したまちづくりを進めています。
伝統を守りながらも革新を恐れない周南市の挑戦は、地方都市の新しいモデルとなる可能性を秘めています。
■ おわりに
瀬戸内の温暖な気候、充実した都市機能、豊かな自然環境を併せ持つ周南市。この街の魅力は、まさに「伝統と革新の調和」にあり、これからも新しい価値を生み出し続けることでしょう。
(おわり)
なお、この記事は2024年1月時点の情報に基づいています。より詳細な情報や最新の状況については、周南市の公式ウェブサイトなどでご確認ください。
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